「置くだけWiFi」と言われているホームルーターを検討中のあなたへ。
スマホでは公衆のWi-Fiを使い、日々のギガと料金は抑えていても、自宅では思う存分、無制限にWi-Fiを使いたい。
そんな時、欲しいのが光回線ですが、設置には費用が伴う工事が必要です。
そして、事情により工事が出来ない、もしくはしたくない方が選択するのが、ホームルーターですね。
そこで、格安SIMのセット割があることで、必ず比較されるUQモバイル(UQWiMAX)と、Y!モバイル(ソフトバンクエアー)のホームルーターを検討することになります。
ただし、料金やキャッシュバックの記事ばかりで、実際に同じ場所、同じ条件で比較(特に実効速度)している記事がありませんでした。
なので、この記事では、UQ WiMAXと、ソフトバンクエアーの実機を用意して、最も使われるであろう平日の午前9~11時、夜の20~22時と2つの時間帯で、実効速度を調べました。
結論、UQ WiMAXのほうが、全般で速度が出ています。
ただし、ソフトバンクエアーが、遅いということではなく、実用上不便は全くありませんでした。
計測結果単純比較
時間帯の中で複数回計測し、さらに連続して3回計測し、上下の値を取り除いた中間値を表に記載しました。
平日
調べた結果、スマホとのWiFi接続では、全体的にUQ WiMAXの方が速度が出ていることがわかりました。
ただし、複数回計測した中で、ソフトバンクの方が早い場合もありました。
表の見方
下り(ダウンロード)20Mbps以上、上り(アップロード)5Mbps以上、レイテンシ(応答速度)50ms以下で快適な速度と言われていますので、どちらも快適でした。
休日
前提条件
実は、自宅のマンションはソフトバンクの光回線と契約していますが、共用部分までのみ光ファイバーで、部屋まではVDSL(メタル回線)でのサービスになっています。
従って、理論値は最大100Mbps(ダウンロード)なのですが、実効速度は60Mbps前後といったところです。
5Gサービスエリア外
そこで、もしかしたらホームルーターの方が速度がでるのではないかと思い、5Gサービスがうたい文句の両機種を申し込みました。
しかし、マップでは事前に5Gサービスエリア対象外と、認識していたのにもかかわらず、UQ(au)、Y!モバイル(ソフトバンク)ともに5Gにはつながりませんでした。
UQWiMAX
私の住んでいるところは一番色が薄く、範囲の広い 4Gの地域で、5Gはつながりませんでした。
お住いの電波状況は次のリンクからエリアマップ|対応サービスエリア|UQ WiMAX(wifi/ルーター)【公式】
SoftbankAir
ピンクの5G地域との境界ですが、4GLTEでしかつながりません。(家族の5Gスマホで実験済)
お住いの電波状況は、次のリンクからサービスエリアマップ | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
使用機器
ホームルーター
左:UQWiMAX ホーム5G L11、右:Softbank Airの底面
スマートフォン
iPhoneSE第2世代
モデル番号が日本版のJ/Aでなく、香港版のZP/Aですが、技適マーク付の、国内の電波に全て対応したモデルとなっています。
LAN接続PC
Windows11Proの自作デスクトップ
計測結果詳細比較
ZOOMなど、仕事で使われることが多いAM9~11時と、NETFLIXやAmazonなど、動画視聴を開始するPM8~10時の2つの時間帯で計測しました。
UQモバイルとSoftBankの比較
それぞれの機種で、Wi-Fiは2.4Ghzと5Ghzの両方を計測しました。
また、UQWiMAXはプラスエリアモードも合わせて計測しました。
参考データとして、Y!モバイル(4G通信)によるスマホの実測データも載せました。
SoftBank平日
SoftBank休日
次の画像は計測画面の一例です。
SoftBank Air 2.4Ghz 左:9~11時 右:8~10時
UQ WiMAX平日
UQ WiMAX休日
赤字の+はプラスエリアモードでの計測です。
プラスエリアモードは上り(アップロード)にアドバンテージがあるが、下り(ダウンロード)には差を体感できるほどの違いはありませんでした。
プラスエリアモードは月間で15Gの制限があるので、アップロードを頻繁に行う作業がなければ、通常モードで十分であることがわかりました。
次の画像は計測画面の一例です。
UQ WiMAX 2.4Ghz 左:10~11時 右:21~22時
お申し込みサイト
UQWiMAX
Softbank Air
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