「工事不要のWiFi」と言われているホームルーターを検討中のあなたへ。
マンションなどの集合住宅にお住まいで、光ファイバーを部屋まで物理的に開通させるのが、面倒もしくは不可能な方。
もし自宅がドコモの5Gサービスエリア内なら、ホームルーターのdocomo home 5G を試す価値は十分ありますよ。
なぜなら、私も自宅に置いたら、ソフトバンク光のVDSL回線に比べて10倍近い速度が出るし、思ったほど料金も高くないので超オススメです。
さらに、キャンペーンを活用すればいろいろな特典も利用でき、無制限にWi-Fiを使えます。
なので、この記事では、docomo home 5G と、ホームルーターで比較されるソフトバンクエアーの実機を用意して、最も使われるであろう平日の午前9～11時、夜の20～22時と2つの時間帯で、実効速度を調べました。
結論、docomo home 5Gが、全時間帯で圧倒的な速度が出ました。
ただし、ソフトバンクエアーも勝てる部分がありました。それは、アップロードの速度です。また、動画視聴などで、ソフトバンクエアーに不便は感じませんでした。
Softbank Airと計測比較
午前（９～１１時）、夜（８時～１０時）の２つの時間帯でランダムに複数回計測し、さらに連続して3回計測し、上下の値を取り除いた中間値を表に記載しました。
平日
調べた結果、スマホを使ってのWiFi接続と、PCを使ったLAN接続両方で、Softbank Airに比べ圧倒的に上り・下りともにdocomo home 5Gの速度が出ていることがわかりました。
ただし、上り（アップロード）に関しては、ソフトバンクの光回線との速度差は夜間（８時～１０時）以外あまりありませんでした。
表の見方
一般的に下り（ダウンロード）20Mbps以上、上り（アップロード）5Mbps以上、レイテンシ（応答速度）50ms以下で快適な速度と言われていますので、Softbank AirのLAN接続の上りは快適ではありませんでした。
休日
現在計測中です。
前提条件
自宅のマンションはソフトバンクの光回線と契約していますが、共用部分までのみ光ファイバーで、部屋まではVDSL(メタル回線)でのサービスになっています。
従って、理論値は最大100Mbps（ダウンロード）なのですが、実効速度は60Mbpsあたりといったところです。
5Gサービスエリアの比較
先ほどの表のとおり、Softbankで5Gはつながりませんでしたが、UQモバイル（au)はどうなのか検証してみました。
しかし、マップでは事前に5Gサービスエリア対象外と、認識していたのにもかかわらず、UQ、Y!モバイル（ソフトバンク）ともに5Gにはつながりませんでした。
NTT docomo
私の住んでいるのは千葉県で、ピンク色 瞬速５Gエリア（4.5GHz ,3.7GHz）のところです。住いの電波状況は次のリンクからエリアマップ｜対応サービスエリア｜
Softbank 5G
私の住んでいる地域では、ピンクの5G地域との境界ですが、4GLTEでしかつながりませんでした。
お住いの電波状況は、次のリンクからサービスエリアマップ | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク
UQモバイル 5G
使用機器
ホームルーター
左：UQWiMAX ホーム5G L11、右：Softbank Airの底面
スマートフォン
iPhoneSE第2世代
モデル番号が日本版のJ/Aでなく、香港版のZP/Aですが、技適マーク付の、国内の電波に全て対応したモデルとなっています。
LAN接続PC
Windows10Proの自作デスクトップ
UQ WiMAXと比較
ZOOMなど、仕事で使われることが多いAM9～11時と、NETFLIXやAmazonなど、動画視聴を開始するPM8～10時の2つの時間帯で計測しました。
UQモバイルとの比較
それぞれの機種で、Wi-Fiは2.4Ghzと5Ghzの両方を計測しました。
また、UQWiMAXはプラスエリアモードも合わせて計測しました。
参考データとして、Y!モバイル（4G通信）によるスマホの実測データも載せました。
平日
休日
赤字の+はプラスエリアモードでの計測です。
プラスエリアモードは上り（アップロード）にアドバンテージがあるが、下り（ダウンロード）には差を体感できるほどの違いはありませんでした。
プラスエリアモードは月間で15Gの制限があるので、アップロードを頻繁に行う作業がなければ、通常モードで十分であることがわかりました。
次の画像は計測画面の一例です。
UQ WiMAX 2.4Ghz 左:10～11時 右:21～22時
