バックマーケット店舗購入の前に！賢い選び方を解説

「バックマーケットの店舗」というキーワードで検索されている方は、中古iPhoneの購入で失敗や後悔をしたくないと考えているかもしれません。なぜなら、バックマーケットそのものは楽天市場のようなECモールですので、出店している販売者の評判も気になるところですね。

中古iPhoneの評判を確認する中で、トラブルを避けたいと思うのは当然のことです。そもそも、なぜ安いのか、怪しいと感じる方もいるでしょう。よくある比較でバックマーケットとイオシスどっちが良いのか、その疑問も解消できます。

バックマーケット 店舗の現状と購入の疑問点

バックマーケットが怪しいと感じる理由

バックマーケットに対して「怪しい」という印象を抱く方もいらっしゃるかもしれません。これは、同社が新品ではなくリファービッシュ品（整備済製品）を専門に扱っている点や、一部の広告表現が要因となっている可能性が考えられます。バックマーケットは2014年にフランスで設立されたグローバルなEコマースプラットフォームであり、日本では2021年からサービスを提供しています。新品の代替としてリファービッシュ製品の普及を目指しており、環境負荷の低減にも貢献する姿勢を見せています。

同社は自社で在庫を持たず、多数の販売業者が出店するマーケットプレイス形式を採用しています。この仕組みが、一部の利用者にとって不透明に映る原因になることもあります。また、クレジットカード決済時に日本のカード会社からセキュリティ上の問題で決済拒否をされるケースが報告されている点も、不信感を招く一因となっているようです。しかし、同社は世界17カ国でサービスを展開し、数百万人の顧客を抱える実績ある企業です。B Corp認証を取得していることからも、社会貢献へのコミットメントは高く評価されています。

バックマーケット出店 販売者一覧

バックマーケットは、多数の販売業者が中古のスマートフォンなどを販売するマーケットプレイスです。同プラットフォームには、独自の販売サイトも運営する大手企業から、買取専門業者、リユース商社まで、多様なタイプの事業者が存在します。2023年4月時点では、40社程度の販売業者が登録していましたが、2025年6月現在では78社が登録されています。

これらの販売業者は大きく分けて、自社サイトや他のECモール等でも販売している事業者と、バックマーケットのみで販売している事業者があります。

例えば、にこスマ、ソフマップやハピネスネットは独自の販売サイトを持つ代表的な事業者です。一方で、Likewize JapanやKIRIN MOBILEのように、バックマーケットでの販売実績が豊富ですが、自前の販売サイトを持たない事業者もあります。

この多様な販売者構成が、消費者にとっての選択肢の多さにつながる一方で、どの業者が信頼できるのか見極める難しさにもつながっています。

2025年6月現在、登録業者は78社ですが、出店が確認できた販売者は43社あり、その中で評価件数が100件以上ある販売者と、その特徴を以下に示します。平均の評点は4.3です。

表の中でにこスマ、ハピネスネットは自社販売サイト内でバッテリー残量表示がありバッテリー100％商品を取り扱っていますます。また、ニューズドテックはニューズドフォンとして、楽天市場などでバッテリー90％以上の商品を限定で取り扱っています。

販売者ごとの顧客の評判

先ほどの表でも確認できますが、バックマーケットに出店している各販売業者の顧客満足度は、総じて高い傾向にあります。そして、販売者の評価点では4.1から4.5/5といった高スコアを獲得しているケースが多く見られます。これは、過去に評点のよくない業者が出店を止めたことにより平均が上がったことによるものです。

しかし、顧客フィードバックを詳細に見ていくと、販売者によって対応や製品状態にばらつきがあるという声も散見されます。例えば、製品の外観グレード（A, B, C）に関する評価は、「Cグレードでも傷は気にならない」という肯定的な意見がある一方で、「Bグレードなのに擦り傷が目立った」という不満の声も存在します。これは、グレードの基準が主観的であることや、各販売業者の整備基準に若干の差があるためと考えられます。

バッテリーの最大容量に関しても、顧客の関心が高い項目です。期待通りの容量だった場合は高評価につながりますが、「Aグレードなのにバッテリー容量が期待より低かった」といった指摘も見られます。また、届いた商品に不具合があった際の交換対応に時間がかかったという経験談もあり、販売者によってアフターサービスに差がある可能性を示唆しています。このため、バックマーケットを介して購入する際は、個別の販売者の評価も十分に確認することが大切です。

中古iPhoneの実際の評判

中古iPhoneの実際の評判は、購入元や製品のグレードによって大きく異なります。バックマーケットで販売されているリファービッシュ品は、専門業者による検査や修理が施されているため、通常の中古品よりも品質が安定しているとされています。多くの利用者は、価格の安さと製品の状態に満足している傾向が見られます。

肯定的な評判としては、「Cグレードでも予想以上に綺麗だった」「バッテリーの持ちが新品同様で使いやすい」「価格が安くコストパフォーマンスが良い」といった意見が多く寄せられています。これには、バックマーケットが品質スコアアルゴリズムを用いて品質の高い品物を優先的に表示する仕組みが影響していると考えられます。

一方で、懸念事項や否定的な評判も存在します。「届いた端末に不具合があった」「バッテリーの劣化が激しく、持ちが悪い」「画面に傷があった」といった声もあります。特に、バッテリーの最大容量が表示されていないことや、外観の傷の状態が写真で確認できないことは、購入前の不安要素として挙げられます。一部の口コミでは、販売業者ごとに品質にばらつきがあり、あたかも「中古iPhoneガチャ」のようだと表現されることもあります。このため、購入する際には、グレードの説明をよく理解し、過度な期待をしないことが後悔を避ける上で重要となります。

なぜバックマーケットの製品は安いのか

バックマーケットの製品が安価に提供できる主な理由は、その独特なビジネスモデルとリファービッシュ品の特性にあります。

• リファービッシュ品であるため: まず、新品ではなく一度使用されたデバイスを整備・修理した「リファービッシュ品」である点が挙げられます。これにより、製造コストがかからないため、新品よりも大幅に安価で販売することが可能です。バックマーケットでは、別途料金でバッテリー交換や動作確認済みのデバイスのみを出品しています。
• 販売業者間の競争: バックマーケットは多数の販売業者が商品を販売するマーケットプレイス形式です。この多くの業者の参加が、価格競争を促し、結果的に消費者にとって安価な選択肢が増えることにつながっています。
• 買取専門業者の活用: 多くの出店業者が自社で実店舗や大規模な通販サイトを持たない買取専門業者であることが挙げられます。これらの業者は、店舗運営にかかるコストを抑えられるため、商品を安く提供することができます。
• キャンペーンと割引クーポン: 定期的に学割キャンペーンや紹介割引などのプロモーションを実施しています。これにより、新規ユーザーを中心に割引を受ける機会が多く、価格面での満足度を高める要因となっています。

これらの要素が相乗的に働くことで、バックマーケットは高品質なリファービッシュ品をリーズナブルな価格で提供することを可能にしています。

ただし、販売業者間の競争による弊害もいくつか散見されます。代表的な例がプレミアムグレードよりA、Bグレードの方が高いなど、ランク付けに整合性が取れていない点が挙げられます。

バックマーケットの店舗以外で安心の購入先は？

中古iPhoneのトラブル事例

中古iPhoneの購入時には、いくつかのトラブルが発生する可能性があります。これらは、購入者の期待と実際の製品状態とのギャップから生じることが多く見られます。

具体的なトラブル事例としては、以下のようなものが挙げられます。

バッテリーの劣化

最も多いのが、バッテリーの最大容量が期待よりも低い、または劣化が著しいという事例です。バックマーケットではバッテリー性能80％以上が基準とされていますが、個別の製品の正確な残量は購入時に表示されていないことが多く、届いてから初めて判明することがあります。バッテリーの持ちが悪いと、日常的な使用に支障をきたし、すぐに交換が必要となる場合があります。

外観の傷や欠陥

商品のグレード表示（A, B, C）に基づいて購入したにもかかわらず、予想以上に目立つ傷やへこみがあったというケースです。特に画面の傷やフレームの細かい傷、場合によってはカメラレンズの破損などが報告されることがあります。

動作不良や不具合

稀に、購入した端末に動作不良が見られることもあります。例えば、カメラ機能の一部が正常に動作しない、バイブレーターが壊れている、充電ができない、SIMロックが解除されていない、あるいはiOSのアップデートができないといった初期不良です。これらの不具合は、整備済み品であっても完全に防ぎきれない場合があります。

ネットワーク利用制限（赤ロム）

過去に端末代金の支払いが滞るなどして、キャリアによって通信が制限された「赤ロム」状態の端末が届くリスクも存在します。バックマーケットには赤ロム永久保証がありますが、もしもの時に交換や返金対応が必要となるため、手間がかかります。

これらのトラブル事例は、中古品の性質上完全にゼロにすることは難しいかもしれません。しかし、購入前にできる限り情報を収集し、信頼できる販売元を選ぶことで、リスクを大幅に低減することが可能です。

バックマーケットとイオシスどっちが良い？

中古iPhoneの購入を検討する際、バックマーケットと並んで古くから中古スマホの販売を行っている「イオシス」も主要な選択肢として挙げられます。両者にはそれぞれ特徴があり、どちらが良いかは購入者の重視するポイントによって異なります。

バックマーケットのメリットとデメリット

メリット	デメリット
1年間の動作保証	バッテリー最大容量が不明
30日間返品無料	商品の現物写真が確認できない
全商品・全国送料無料	出店業者によって品質にばらつきがある
多くの販売業者が出店し価格競争が活発	クレジットカード決済ができない場合がある
環境に配慮したリファービッシュ品専門	実店舗がないため、実機を確認できない

イオシスのメリットとデメリット

メリット	デメリット
中古品の品ぞろえが豊富	保証期間が商品によって異なる
海外版の取り扱いがある	送料が別途かかる場合がある
実店舗があり、実機を確認しできる	分割払いに非対応
独自延長保証サービスがある	バッテリー最大容量が不明

イオシスは品揃えが豊富で、バッテリー残量が表示される商品もあり、実店舗で実機を確認できる点が大きなメリットです。一方で、バックマーケットは1年間の動作保証と30日間の返品保証が付いているため、購入後の安心感が魅力です。

価格だけを見るとバックマーケットが安い傾向にありますが、現物を確認できないというデメリットがあります。イオシスは、商品やバッテリーの状態を重視する方には適していると言えるでしょう。最終的にどちらを選ぶかは、価格と安心感のバランス、そして現物確認の必要性によって判断が分かれます。

バックマーケットとイオシスだけではなく、バックマーケットの販売者の中で、バッテリー残量の表示があるサイトとの総合比較をした記事はコチラからどうぞ

購入前に絶対に確認すべきバッテリー残量

中古iPhoneを購入する際、最も重要な確認ポイントの一つがバッテリーの最大容量です。なぜなら、バッテリーの性能はiPhoneの実際の使用感に直結し、劣化が進んでいるとすぐに充電が必要になるため、不便を感じるからです。

Appleはバッテリー最大容量が80％以上であれば正常に動作すると定めていますが、80％台ではiPhoneの設定画面では交換推奨の表示が出ます。

したがって、少しの間使っているだけで、バッテリー交換する羽目になります。

バックマーケットでは、バッテリー最大容量を具体的に表示していません。代わりに「80%以上」といった大まかな情報のみが提供されることが多く、購入者は届いてから初めて正確な数値を知るというガチャが生じがちです。この不透明さが、購入後の「期待外れ」につながる一因となっています。

一方で、にこスマやハピネスネットといった一部の販売業者は、バッテリーの最大容量を具体的に％で表示しています。これは、購入者が事前に製品の状態をより正確に把握し、納得した上で購入できるため、安心材料となります。もし、バッテリー性能を重視するのであれば、購入したい機種の販売元がバッテリー最大容量を明記しているか、ウェブサイトで確認することをおすすめします。

信頼できる販売者の公式サイト

中古iPhoneを安心して購入するためには、信頼できる販売者の公式サイトを選ぶことが大切です。バックマーケットのようなマーケットプレイスも便利ですが、前述の通り、販売業者ごとに品質や対応にばらつきがあるため、不安を感じる方もいらっしゃいます。

そこで推奨されるのが、バックマーケットにも出店している販売業者の「公式サイト」を直接訪れて購入する方法です。これらの公式サイトでは、バックマーケットのプラットフォーム上では確認できない詳細情報が提供されていることが多いです。

具体的には、以下のような情報が確認できる場合があります。

• バッテリー最大容量の明記: 購入前に具体的なバッテリー残量を確認できます。
• 商品の実物画像: 複数の角度から撮影された商品の写真が掲載されており、外観の傷や状態を細かくチェックできます。
• IMEI番号の表示: ネットワーク利用制限の状態を確認するためのIMEI番号が公開されているため、赤ロムのリスクを事前に確認できます。
• 独自の保証や返品ポリシー: バックマーケットの保証に加えて、販売者独自の延長保証や柔軟な返品対応を提供している場合があります。

たとえば、「にこスマ」や「ハピネスネット」は、バックマーケットでも高評価を得ている販売業者ですが、それぞれの公式サイトではより詳細な製品情報を提供しています。これらのサイトであれば、現物を見られないというオンライン購入のデメリットを補い、安心して購入できる可能性が高まります。

後悔しない賢い買い方

中古iPhoneの購入で後悔しないためには、いくつかの賢い買い方を実践することが重要です。単に価格の安さだけで選ぶのではなく、品質、保証、情報開示の透明性などを総合的に考慮する必要があります。

まず、購入する製品のグレードを理解することが大切です。バックマーケットのようなサイトではA、B、Cといったグレードが設定されていますが、これはあくまで目安であり、個々の製品の状態は異なります。グレードと価格のバランスを考え、自身の許容範囲内で最も状態の良いものを選ぶようにしましょう。

次に、バッテリーの最大容量の表示がある販売者を選ぶことを強く推奨します。前述の通り、バッテリー性能は中古iPhoneの寿命と使い勝手に直結するからです。もし表示がない場合は、リスクを承知の上で購入するか、表示のある別の販売者を検討すべきです。

そして、商品の実物写真やIMEI番号が公開されているかどうかも、賢い購入の判断材料になります。これらの情報が提供されていれば、購入前に外観の傷やネットワーク利用制限のリスクをより具体的に確認できます。オンライン購入では実機を手に取れないため、提供される情報が多いほど安心感は高まります。

また、購入後の保証期間と返品ポリシーも必ず確認してください。バックマーケットは1年間の動作保証と30日間の返品保証を提供していますが、販売業者によっては独自の保証を設けている場合もあります。万が一の不具合に備え、安心して対応してもらえるかを確認することは非常に重要です。

最後に、もし可能であれば、イオシスのように実店舗を持つ販売者を利用し、実際に商品を目で見て状態を確認することも賢明な選択肢となります。これができれば、オンライン購入につきものの不安を解消し、納得のいく購入ができるでしょう。

まとめ：バックマーケット 店舗より公式サイトでの購入に

この記事では、バックマーケット 店舗を探している方へ向けて、中古iPhone購入の現状と賢い選択肢を解説しました。

• バックマーケットはリファービッシュ品のマーケットプレイスであること
• 多くの販売業者が出店しており価格競争が働いていること
• 品質スコアアルゴリズムにより品質の良い品物が優先されること
• しかし、現物の写真やバッテリー残量が不明な点であること
• これが「中古iPhoneガチャ」と言われる要因にもなっていること
• トラブル事例としてバッテリー劣化や外観の傷、動作不良が挙げられること
• バックマーケットは1年保証と30日返品保証があること
• イオシスは実店舗があり現物確認ができるメリットがあること
• 信頼できる販売者の公式サイトでは詳細情報が確認できること
• にこスマやハピネスネットは公式サイトでバッテリー残量や写真が公開されていること
• IMEI番号の確認でネットワーク利用制限のリスクを減らせること
• 後悔しないためには価格だけでなく品質と情報開示の透明性が重要であること

最終的には、バックマーケットで気になる商品を見つけたら販売者の公式サイトで詳細を確認することが最も賢いiPhone選びになります。