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スマホの残クレは損か得か?後悔しない選び方とは?

コラム

スマホ残クレの仕組みと選び方 キャリア契約で後悔しないために

「月々1円で最新スマホが手に入る」といった広告を見て、スマホの残クレ(残価設定クレジット)に興味を持ったものの、本当にお得なのか疑問に感じていませんか?巷では、スマホの残クレはやめとけという声や、スマホの残価設定のデメリットに関する情報も多く、一括購入と残クレはどっちが良いのか迷ってしまいますよね。特に、人気の残価設定iPhoneや、auなどのキャリアが提供する残価設定プランは、2年後にどうなるのか、残価設定での乗り換えは本当に得なのか、もし残クレ利用中に故障したらどうなるのか、など気になる点は尽きません。この記事では、そんなあなたの疑問を解消するため、スマホの残クレの仕組みからメリット・デメリット、そして後悔しないための注意点まで、専門家が徹底的に解説します。

この記事でわかる4つのポイント
  • 残価設定クレジットの基本的な仕組み
  • メリットと知っておくべきデメリットの比較
  • 故障や返却時に追加費用が発生するケース
  • あなたに最適なスマホ購入方法の判断基準
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残クレでスマホを買う仕組みとメリット

この章で解説する項目

  • 残価設定でiPhoneを持つメリット
  • auの残価設定プログラムの特徴
  • 2年後の選択肢と手続きの流れ
  • 残価設定スマホは乗り換えがお得?
  • 一括購入と残クレはどっちがお得?
  • 自動車の残クレとの仕組みの違い

スマートフォンの残価設定クレジット(残クレ)は、数年後の端末の価値(残価)をあらかじめ設定し、本体価格からその残価を差し引いた金額だけを分割で支払うという購入方法です。この仕組みにより、月々の支払い負担を大幅に抑えながら、常に新しいスマートフォンを利用できるのが最大のメリットと言えるでしょう。特に、年々高額化が進むハイエンドモデルのスマートフォンを手軽に利用したいユーザーにとっては、非常に魅力的な選択肢となります。契約期間満了後は、端末を返却すれば残価の支払いが免除されるため、実質的にレンタルに近い感覚で最新機種を使い続けることが可能です。

残価設定でiPhoneを持つメリット

残価設定でiPhoneを持つメリット
イメージ画像byマイレコメン

残価設定プランは、特にリセールバリュー(再販価値)が高いiPhoneと非常に相性が良いことで知られています。iPhoneは中古市場でも絶大な人気を誇り、数年経っても価値が下がりにくいため、購入時に高い残価を設定しやすいのです。

その結果、月々の支払い額をAndroidスマートフォンよりもさらに低く抑えられるケースが多く見られます。常に最新のiOSや高性能なカメラを体験したいユーザーにとって、1〜2年という短いサイクルで新しいiPhoneに乗り換えやすいこのプランは、大きなメリットをもたらします。

iPhoneと残クレの相性が良い理由

  • 中古市場での価値が落ちにくく、高い残価を設定できる
  • 結果として月々の支払額を安く抑えられる
  • 購入時に将来の下取り価格が確定しているので安心
  • 常に最新モデルの性能や機能を体験しやすい

購入時に将来の下取り価格が確定しているため、中古市場の相場変動リスクを心配する必要がないのも、精神的に大きな安心材料となるでしょう。

auの残価設定プログラムの特徴

auの残価設定プログラムの特徴
イメージ画像byマイレコメン

大手キャリアは、それぞれ独自の残価設定プログラムを提供しています。ここでは例として、auが提供する「スマホトクするプログラム」の特徴を見ていきましょう。

このプログラムの大きな特徴は、対象機種を分割払いで購入し、購入から13カ月目〜25カ月目の間に端末を返却すると、最終回に設定された高額な残価の支払いが不要になる点です。言ってしまえば、auの回線契約をしていないユーザーでもプログラム自体は利用できるため、端末購入の選択肢が大きく広がります。

キャリアプログラム名主な特徴
ドコモいつでもカエドキプログラム23ヶ月目までに返却すると24回目の支払いが不要。早期返却で割引が適用される「+」もある。
auスマホトクするプログラム13ヶ月目〜25ヶ月目に返却すると最終回支払いが不要。幅広いタイミングで返却可能。
ソフトバンク新トクするサポート48回払いで25ヶ月目以降に返却すると最大24回分の支払いが不要。「スタンダード」と「バリュー」がある。

返却時の端末状態には注意!

どのキャリアのプログラムでも共通ですが、返却するスマートフォンの状態には注意が必要です。画面割れや電源が入らないなどの機能的な問題があると、特典の適用を受ける際に最大22,000円(不課税)の支払いが必要になる場合や、そもそも特典が受けられない場合があります。

auが提供している「スマホトクするプログラム」についてはこちらからどうぞ

2年後の選択肢と手続きの流れ

2年後の選択肢と手続きの流れ
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残価設定プランの契約期間である2年(24ヶ月)が経過した際、ユーザーには主に2つの選択肢が用意されています。

① スマートフォンを通信キャリアに返却する
最も一般的な選択肢です。端末を返却することで、残価として設定されていた最終回の支払いが免除されます。そして、また新しい機種を残価設定プランで契約し、乗り換えるというサイクルになります。

② 残価を支払い、端末を自分のものにする
設定された残価を一括、または再分割で支払うことで、端末を返却せずにそのまま自分のものとして使い続けることも可能です。ただし、この場合、プランの金銭的なメリットはほぼ失われ、総支払額では一括購入より割高になることがほとんどです。

返却手続きは、キャリアショップへの持ち込みだけでなく、郵送での返却キットに対応している場合も多いですよ。新しい機種へ乗り換える際は、返却前にデータのバックアップと移行、そして端末の初期化を絶対に忘れないようにしましょう!

残価設定スマホは乗り換えがお得?

残価設定スマホは乗り換えがお得?
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残価設定プランは、携帯会社の乗り換え(MNP)と組み合わせることで、さらにお得になるケースが非常に多いです。

なぜなら、多くのキャリアや家電量販店では、他社からの乗り換えユーザーを対象に、数万円単位の端末価格割引キャンペーンを恒常的に実施しているからです。この割引を利用すれば、残価を差し引く前の元々の本体価格が安くなるため、結果的に月々の支払い額をさらに圧縮することが可能になります。

もちろん、前述の通り、プログラムは必ずしも回線契約とセットではありません。しかし、最も経済的なメリットを追求するのであれば、端末購入のタイミングで乗り換えを検討する価値は十分にあると言えるでしょう。

一括購入と残クレはどっちがお得?

一括購入と残クレはどっちがお得?
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「結局、一括購入と残クレはどっちがお得なの?」という疑問は、多くの人が抱くことでしょう。この答えは、ユーザーが何を重視するかによって結論が変わります。

一括購入・通常の分割残価設定クレジット(残クレ)
総支払額最も安くなる可能性が高い割高になるケースが多い
月々の負担比較的高め低く抑えられる
所有権自分のものになる自分のものにならない(返却が前提)
向いている人・総額を抑えたい人
・同じ端末を長く使いたい人
・月々の負担を軽くしたい人
・常に最新機種を使いたい人

最終的な総支払額を最も安く抑えたいのであれば、一括購入や金利手数料無料の分割払いを選ぶのが賢明です。一方で、残クレは初期費用や月々の支払い負担を軽くしたい人にとって最適な選択肢となります。つまり、端末を完全に「所有」したいか、あるいは一定期間「利用」する権利で十分と考えるかの違いです。

自動車の残クレとの仕組みの違い

自動車の残クレとの仕組みの違い
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スマホの残クレは、自動車の購入で広く知られる残価設定クレジットと仕組みがよく似ていますが、いくつかの重要な違いが存在します。

スマホと自動車の残クレの違い

  • 前提の違い:自動車は契約満了後に「買い取る」ことも現実的な選択肢ですが、スマホは特典を受けるために「返却」することがほぼ前提の設計になっています。
  • リスクの違い:自動車では契約時に定められた走行距離の超過が追加費用の主なリスクです。一方、スマホでは日常生活における画面割れや水没といった物理的な破損が最大のリスク要因となります。

両者は似て非なるものと理解し、特にスマホの場合は「丁寧な取り扱い」が将来の出費を防ぐための重要なポイントになると覚えておきましょう。

残クレでスマホを選ぶ際の注意点

この章で解説する項目

  • スマホ残価設定のデメリットとは?
  • スマホの残クレはやめとけと言われる理由
  • 残クレ中のスマホが故障したらどうなる?
  • 返却時の査定基準と追加費用
  • 自分に合ったプランでのスマホ選びを

残価設定プランは月々の支払いを抑えられるという大きなメリットがある一方で、契約前に必ず理解しておくべきいくつかの注意点が存在します。このプランは実質的にレンタルに近い形態であり、返却が前提のため端末は自分の所有物にはなりません。そのため、長期間同じスマートフォンを大切に使い続けたいと考えている人には、根本的に不向きな可能性があります。これらの注意点を踏まえた上で、自分にとって本当にメリットのある購入方法なのか、慎重に判断することが重要です。

スマホ残価設定のデメリットとは?

スマホ残価設定のデメリットとは?
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スマホの残価設定プランを利用する上で、事前に把握しておくべき明確なデメリットがいくつか存在します。

残価設定プランの主なデメリット

  1. 端末が自分のものにならない:最大のデメリットです。あくまで「借りている」状態に近く、支払いが終わっても所有権は得られません。
  2. 総支払額が割高になる可能性:返却せずに端末を買い取る場合、金利がない通常の分割払いや一括購入に比べて、総支払額が高くなるように価格設定されています。
  3. 返却時に追加費用が発生するリスク:返却する端末の状態が悪いと、ペナルティとして追加料金(例:22,000円)を請求されるリスクがあります。
  4. 心理的な負担:「傷つけられない」「壊せない」というプレッシャーを感じながら使うことにストレスを感じる人もいます。

特に、端末の所有権にこだわりがある方や、物を長く大切に使いたいという価値観の方にとっては、これらのデメリットは大きく感じられるでしょう。契約後に後悔しないためにも、これらの点を十分に理解しておく必要があります。

スマホの残クレはやめとけと言われる理由

スマホの残クレはやめとけと言われる理由
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インターネット上や口コミで「スマホの残クレはやめとけ」という意見を目にすることがあります。その背景には、いくつかの理由が考えられます。

一つは、仕組みの複雑さです。実質的にはレンタルに近いサービスであるにもかかわらず、「購入」という言葉で販売されているため、消費者が本質を誤解しやすいという側面があります。また、2年ごとに端末を返却して新しい機種へ乗り換えるというサイクルが、終わりのない支払いのループのように感じられ、精神的な負担になると考える人も少なくありません。

結局のところ、ユーザーが常に新しい機種を使い続けてくれることで、キャリア側が安定した収益と、状態の良い中古端末を確保できるというビジネスモデルなんです。この仕組みを「搾取されている」と感じるか、「便利だ」と感じるかは、人それぞれと言えるでしょう。

これらの理由から、「何も考えずに契約するのは危険だ」という意味合いで、「やめとけ」という警鐘が鳴らされているのです。

また、店頭でしばしば目にする1円スマホも同様の契約プランとなります。1円スマホについては以下の記事で詳しく解説しています。

1円スマホ 罠なのか?その実態と注意点を解説していきます

残クレ中のスマホが故障したらどうなる?

残クレ中のスマホが故障したらどうなる?
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残価設定プランで購入したスマートフォンが万が一故障してしまった場合、特に注意が必要です。多くのキャリアでは、返却時に端末が正常に動作し、定められた基準を満たしていることが特典適用の絶対条件となっています。

故障と判断される主なケース

  • 電源が入らない、正常に起動しない
  • 画面にひび割れ、重度の液晶漏れや表示不良がある
  • カメラが起動しない、撮影できない
  • 水濡れシールに反応がある
  • 本体に大きな破損や変形がある

上記のような状態だと、査定基準を満たさないと判断され、定められた故障時利用料(多くのキャリアで22,000円)を追加で支払わなければなりません。

こうした予期せぬ出費を避けるためにも、キャリアが提供する「故障紛失サポート」などの補償サービスに加入しておくことが、非常に有効なリスク対策となります。月々の負担は増えますが、万が一の際の安心を買うという意味では、賢明な選択と言えるでしょう。

返却時の査定基準と追加費用

返却時の査定基準と追加費用
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端末を返却する際の査定は、各キャリアが定めた厳格な基準に沿って行われます。前述の故障内容に加え、特に注意したいのが「改造」と見なされるケースです。

非正規店での修理は絶対にNG!

最もやってはいけないのが、Appleやキャリアが認定していない非正規の修理店で画面交換などを行うことです。非正規店で修理された端末は「不正改造品」と見なされ、返却自体が受け付けられないか、残価の免除が一切適用されず、残債全額の支払いを求められる可能性が極めて高いです。修理費用が安いからといって安易に非正規店を利用すると、後で大きな代償を払うことになりかねません。

メーカーの保証外となる行為は、査定に致命的な影響を与えるため絶対に避けるべきです。修理が必要になった場合は、必ず契約しているキャリアか、Appleの正規サービスプロバイダに相談しましょう。

自分に合ったプランでのスマホ選びを

自分に合ったプランでのスマホ選びを
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最終的に、残価設定クレジットでのスマホ購入があなたに合っているかどうかを冷静に見極めることが、後悔しないための最も大切なポイントです。

【残クレがおすすめな人】
✅ とにかく月々の支払いを安く抑えたい
✅ 1〜2年で新しい機種に買い替えたい
✅ 端末の所有権にはこだわらない
✅ スマホを丁寧に扱える、または補償サービスに加入する人

【残クレが向いていない人】
❌ 1つの端末を3年以上長く使いたい
❌ 最終的に端末を自分のものとして所有したい
❌ 総支払額が安い方が良い
❌ スマホをよく落としたり、雑に扱ってしまったりする人

ご自身のスマートフォンの使い方や、モノに対する価値観をよく考え、一括購入や中古品の活用といった他の選択肢とも比較しながら、あなたにとって最適な一台、そして最適な購入方法を選びましょう。

残クレでのスマホ選び総まとめ

残クレでのスマホ選び総まとめ
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  • スマホの残クレは将来の価値を差し引いて分割払いする仕組み
  • 月々の支払いを抑えながら最新機種を使えるのが最大のメリット
  • 特に価値が落ちにくいiPhoneとの相性が良い
  • auの「スマホトクするプログラム」などキャリア毎にプランがある
  • 2年後には端末を返却するか残価を払って継続利用かを選択する
  • 返却すれば残価の支払いは不要になる
  • 継続利用は総支払額が割高になるため推奨されない
  • MNP(乗り換え)と組み合わせると端末割引で更にお得になる
  • 総支払額では一括購入や通常の分割払いに軍配が上がる
  • デメリットは端末が自分の所有物にならないこと
  • 返却時の端末状態が悪ければ追加費用が発生するリスクがある
  • スマホの残クレはやめとけという意見は仕組みの複雑さが一因
  • 故障時は22,000円程度の支払いが必要になることが多い
  • 万が一に備え補償サービスへの加入が推奨される
  • 非正規店での修理は改造扱いとなり絶対に避けるべき
  • 自分の使い方や価値観に合うかどうかの見極めが最も重要
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